金曜日, 11月 28, 2008

休暇をいただきます

多忙につきしばらくこのブログはお休みにします。
ごめんなさい。

日曜日, 11月 23, 2008

指導者養成講座懇親会

良い天気でしたが、ゴルフができませんでした。
朝急いで起きて、飛び出したはいいのですが、なんとゴルフバックや靴や一式全部忘れてきてしまいました。長いことゴルフをしていなかったので、ガソリンの節約もありバックなどを降ろしてしまっていたことを完全に忘れていました。ゴルフ場で道具や靴など一式を借りても良かったのですが、自分の道具でも大きな不安を抱えているに、借り物ではまずちゃんとあたらないだろうということで、すごすごと帰ってきました。

実は夕方から、町田の近くの国民生活センターというところで、臨床研修医指導者養成講座の講師の仕事がありました。主催は、VHJといって、日立総合病院や、首相の麻生飯塚病院など20くらいの臨床研修に熱心な病院の集まりです。もう9回目ですが、泊まるのは初めてで、懇親会で参加者の先生方と盛り上がりました。
やる気のない研修医が、最大の問題と主張される先生がいました。同感ですが、どこの社会でもやる気のないひとはいるもので、どうしたらよいか難しいです。
一升瓶で焼酎がおいてあり幸せでした。

土曜日, 11月 22, 2008

内定式

来年4月から研修医として就職予定の諸君(ほとんどが大学6年生)に集まってもらい内定式をしました。
ちょうど卒業試験の時期と重なったのですが、全国51大学から130人近くが集まりました。うち、自分の大学は46名で、80人は他の大学からです。女性は約3分の1。
みんな、元気で就職の内定を正式にもらったわけで、うれしそうでした。研修の2年間、この笑顔が続くといいのですが・・・
内定式、就職手続きの説明会、1年目で外の病院に出る人には外の病院の説明や病院の決定方法などを説明、あとは懇親会。51もの大学からの人なのでみんな一人でも多くの友人、知り合いを作ろうと結構盛り上がっていました。
昨日の会議の古手の先生方でなく、ボート部員や、今日の学生などと一緒にいると自分も若返ります。

金曜日, 11月 21, 2008

優勝祝賀会

全国医学部長病院長会議の理事、委員長会議。
全国の大学の学部長と病院長の中から理事に選ばれた先生方ばかりの会議です。鉛のように思い空気の中で行われました。まず、「首相の医師には社会的常識の欠けた人が多い」という発言に対して、医育期間として強く講義することが議決されました。大人気ないと反論しようと思いましたが、目立ちたがりばかりの会でもあり、可決ということです。大人気ないです。
などなど多くの話があり、疲れました。

夜は漕艇部の部員を自分が招待して大焼肉パーティをしました。食べ放題の店で安いところを探してくるように行ったら、焼肉食べ放題にお酒の試放題がついて一人4千円。自分を入れて10人で4万円。太っ腹のところを見せました。
12年ぶりの優勝ですからこれくらいのことはしないと罰が当たります。

木曜日, 11月 20, 2008

オードリー

職場の最高意思決定機関である医学教育センター運営会議が開かれました。年3回ですが、それなりに大変です。特に人事案件には気を使います。
夜、主に看護師の人材派遣会社の会合に出席しました。会の目的は、看護の派遣をよりよくするためには派遣看護師の質の向上が欠かせないので、看護の教育というテーマで話し合おうというものです。
場所は原宿の賑わいの真っ只中です。この会社の親会社が大手の人材派遣会社で表にオードリーの写真があり二人で記念撮影をしました。やや大きさが違い飲み込まれそうです。
町はもうクリスマス気分。景気の悪さを感じません。

水曜日, 11月 19, 2008

病院訪問


昨日のうちに大阪に移動し、今日は朝から県立尼崎病院の臨床研修体制を視察。
最近結構多くの臨床研修病院を試てきたためが、島嶼の感動を覚えなくなってきた。今日の病院は言ってみれば、平均的な病院。兵庫県立病院の中では最大級の病院です。研修医の人気も高く、また研修医の質もいいです。でも、特色がないです。厚生省の基準をひたすら乗り越えているような病院でした。

夕方、横浜に戻る。前回は赤福を買って行って顰蹙でした。今回は、明石焼きとたこ焼きの冷凍のものを購入、評判はいかに?

火曜日, 11月 18, 2008

推理小説よりも

午前中、研修医のための教育回診。研修医3人と、約30人の患者さんを回診する。研修医はまだまだ何も知らないので、話すことすべてが乾いた砂にしみこんでいくように、研修医に伝わるのが楽しいです。

厚生省の元事務次官の殺害と、中野の妻傷害。すごい事件ですね。実は中野の事件の被害者の夫の吉原さんとはある財団の仕事でよくお目にかかります。二つの事件は関係しているのでしょうか?
1)年金制度やその他厚生省の行政に対する不満のある人が、この二人とその家族を狙った。#この場合、一般の人でそんなに恨みが強いだろうかという疑問があります
2)職場の不満があり、元上司の二人を狙ったという元厚生省、社会保険庁職員の犯行? #厚生省の職員がそんなに不幸になっているだろうか?
3)推理小説のような話ですが、本当は山口さんを狙っただけですが、捜査の撹乱を狙ってついでに吉原さんも傷害した? #実際にそこまで考えられる犯人が要るだろうか?それほど冷静であれば犯罪を犯さないだろう

ほかの推理はありますか?皆さんのお考えをお聞かせください。

月曜日, 11月 17, 2008

大学診療所

今週も例のリストカットの女学生が診療におとづれました。今週は、彼氏との電話を短くしたら喧嘩することもなく、リストカットしなかったとのこと。本当に良かったです。
聞いてみると、彼女の家は父親は小さな不動産会社の社長で、彼女にとっては理想的な父親で、暖かく包んでくれる存在だそうです。母親もやさしく、特に厳しくは勿ったそうです。とすると、なぜリストカットするの?
彼女は、自分の深刻によれば、暗い気持ちとハイな気持ちが2ヶ月周期で来るそうで、調子が悪いとその周期が短いそうです・・・・・・・
とすると、家族関係とか環境が悪くて神経鞘になりリストカットするタイプではなく、環境に関係なく性格としてリストカットするタイプでしょうか?そうであれば、治療効果は出にくいです。困りました。

もう一人、欧州からの留学生の女の子。金髪をポニーテールにしたかわいい子です。診察の希望は、帯下のにおいが強いので、性感染症の検査を受けたいというもの。留学生として日本に来たのが9月。10月に、ホスト倶楽部でホストと知り合いそういう中になってしまったとのことです。日本の文化としてホスト倶楽部があるとしたら悲しいです。

日曜日, 11月 16, 2008

今日もセミナー会場の近くを散歩しました。
関西は紅葉真っ盛りでした。
 
もみじの下から見上げてみました。このアングルが好きです。
 
川辺に真っ赤な鶏頭が咲いていました。ほんとうに真っ赤です。
夜遅く、東京に戻りました。

土曜日, 11月 15, 2008

高野山

セミナーをサボって高野山に行ってきました。
真言宗の大本山の高野山には一度行きたいと思っていました。
パンを持ってお坊さんが立っていました。お坊さんはなんと言ったでしょうか?
答え「これ食うかい(空海)」
ここに出てくる空海、弘法大師の入滅した地です。 
 
大日如来が安置されている塔。真言密教は金剛経すなわち大日如来を信仰の中心にしています。
 
弘法大師が入滅した地、奥の院にはこのような石畳が続いています。
この道沿いに、徳川家や前田家や多くの武家の墓所が並んでいます。すごい数です。
いつかそのいわれを調べてみたいものです。
紅葉真っ盛りでした。
 グラディエーション
 落ち葉の地面もきれいです。

 苔むした緑がきれいです。
自分は浄土真宗で、バリバリの他力本願です。南無阿弥陀仏と唱えれば、極楽にいけます。
真言宗では、修行しないと極楽にはいけません。山にこもり、修行をしましょう。できないならば、寄進すると極楽にいけるそうです。
高野山は、山の上が5キロ四方くらい平坦になっていて多くの寺院がひしめいています。全部におまいりするといいのでしょうが・・・ラオスのルアンババーンと感じが似ています。こっちのほうはメコン川沿いの町ですが大きさといい、門前町といい、雰囲気が似ています。どちらも世界遺産です。

金曜日, 11月 14, 2008

刺激的な授業

evidence based medicineといって、文献的に最適な治療方針を確認しながら治療しましょうという概念があります。日本語では、科学的根拠に基づいた医療で、略してEBMといわれます。
今日は、名郷直樹先生といって、EBMの世界では有名な先生にきていただき東大生に授業をしていただきました。店舗が良く、途中話し合いや、ロールプレイなどが含まれていて非常に面白い授業です。
 
上は名郷先生を紹介している写真。
下は学生同士が意見を交わしている場面。
 
この授業は学生だけでなく、教員にも大変刺激になります。眠る学生は殆どいません。
自分も最後まで聞きたかったのですが、中座して厚生省の会議へ。
そのあと、関西へ移動。

木曜日, 11月 13, 2008

秋晴れ

本当に久しぶりに秋晴れの一日でした。
実は、年休を取って芝生の感触を久しぶりに味わいたいと思っておりましたが、残念なことに午後に会議の予定が飛び込んできてがっかりでした。
それにしてもよい天気でした。

水曜日, 11月 12, 2008

メディカルスクール

ある福祉系の大学が、医学部、それもメディカルスクールを作りたいとの構想があり、その委員会に出ました。
日本では、医学部は6年間です。卒業してから医師国家試験を受験し、合格すると医師になります。6年教育は、ほかには、歯科医師、獣医師、薬剤師で行われています。米国の医学部は多くは、大学4年を卒業した人を対象に入学試験が行われてさらに4年間の医学教育を経て医師になります。国家試験は3段階に分かれて行われ、医学部2年生でstep1、4年生でstep2、そしてインターン終了でstep3を受験します。
日本の医学生は成熟していないとか、患者の痛みがわからないとか、あるいは教養(リベラルアーツ)がないとか言われ、アメリカの制度を取り入れるべきとの意見もあります。聖路加病院の日野原先生はその意見です。ということで、福祉系大学が、臨牀、それも地域医療を志す人に特化した4年生の医学部を作りたいとのことです。聖路加病院や、浜松の病院、などもできたら作りたいと思っているようです。医師不足の折、4年間で医師ができるとなればいいことかもしれませんね。
しかし、決してよいことばかりではなく、「すれた」学生が多くなるとかいろいろ問題を指摘する人もいます。
そんな議論をして今日の午後は過ぎてゆきました。

火曜日, 11月 11, 2008

手術ビデオ

午前中、総合内科の外来。あまり重症でない方で、循環器とか呼吸器とかはっきりした診療科がわからない患者を対象に開いています。1ヶ月に一度くらい登場しています。
午後は血液外来。いつものようです。
夜、インターネットで教育をしている会社の方と会食。全国の有名な外科医から、手術のビデオを借り受け、教育目的でビデオを公開するという取り組みです。外科医でないので、手術のビデオを見ることがどの程度教育効果があるのかわかりませんが、いろいろなことを考える人もいたものですね。
すでに20例近くがアップされていますが、内科医にとっては楽しめるものではありませんね。

月曜日, 11月 10, 2008

再診

2週間前に診療所でリストカットした娘が再診に来ました。驚くほど明るくなっていて、見違えました。

歳が一回り近く上の彼と夜中に電話で喧嘩すると手首をきってしまうことがあるけれど最近は少なくなったと明るく話してくれます。できるだけ切れないものを使うようにとアドバイス。それから、手首を切る代わりのものを見つけましょうとアドバイス。

どうも診療所の医師(自分のこと)がかまってくれるので結構安心したみたいです。来週もまた来てもらい信頼関係を構築した上で、徐々に彼女の周りの人間関係を明らかにしてゆきましょう。

日曜日, 11月 09, 2008

西武優勝


朝4時まで飲んでいました。
目が覚めたら8時。部屋についている露天風呂を日と浴びして、9時22分の特急谷川で帰京。
写真はホテルの裏の紅葉です。
家に着いたら正午でした。二日酔いでふらふらします。昼食後午睡。目が覚めたら5時でした。
二日酔いから回復、8時まで我慢しましたが、やはり焼酎をコップいっぱいだけいただく。
この行為が、西武vs巨人戦に影響し、その後まもなく西武が2点を入れて逆転。そして、そのまま日本一になりました。自分が焼酎を口にしたことがこんなに影響が大きいとは・・・
アンチ巨人として幸せな夜でした。

土曜日, 11月 08, 2008

鉄門旅行@越後湯沢

鉄門旅行に言ってきました。うちの大学の同窓会を鉄門クラブといい、3年生から6年生までの学生と少数の教員が毎年バス旅行をします。今年は越後湯沢です。学生諸君はバス3台に分乗し、朝からいろいろ見物しながら越後湯沢に入ります。自分は自宅を4時頃に出て、1712の特急ときで越後湯沢に行き、宴会から参加です。多くを語る必要はなく、写真を見てやってください。明け方4時まで飲んで語り合いました。
まずは大集合写真、学生100名、教員10名程度です。当然ですが、学部長と病院長が真ん中です。
 
大宴会の写真です。
 
一番上座は学部長と病院長たちです。
 
きれいなお姉さんがお酌をしてくれます。
 
すぐに2次会になり学生たちと語り合いました。
 
学生のリーダーで教え子です。
 
女学生たちもきれいです。右は先生です。

婚約中の二人の真ん中で記念撮影。若者のエネルギーをもらいました。

金曜日, 11月 07, 2008

寝ながらなく?なきながら寝る?

朝、3時に起きて、今日の講演のための発表資料作り。
まったくの白紙から作るわけではないですが、結構泥縄的になってきています。とはいえ、人前で話すので、ないがしろにするわけにも行かず、結構集中した仕事をしました。
8時からは4年生の少人数グループ講義。あまり熱心でないので、鞭とあめの使い方が大変。
お昼ごろに、インドネシアのイスラム大学のご一行様が東大を訪問される。
 
学長が不在のため、副学長を表敬訪問する。副学長は今年文化功労賞を受賞されたばかりで、結構ご機嫌が良いようでした。
 
そのあと病院を簡単にご案内する。
イスラム大学は、文部省ではなく宗教省の管轄で、最近医学部を作りました。そこには、地方のイスラムの部落の利口な子供を集め、そこで医師に育てて、元の地方の部落で働いてもらうという僻地医療対策があります。わがセンターも深くかかわっており、医学と宗教のかかわりを研究してみたいと思います。日本でも天理よろず病院(天理教)といった宗教と医療がくっついた施設があり、決して悪くはないですね。

夕方厚生省に向かう地下鉄に乗りました。方向が逆なのでそこそこすいていました。
向かいの3人がけの座席に一人、20代前半の女性が座ってうつむいて寝ていました。黒のジャケットに黒のミニスカート、黒のブーツです。中ぐらいの大きさのキャスターのついたトランクを持っています。顔をあげたら、ないていました。目元に涙、あごの先にも涙です。どうもなきながら寝ているようです。疲れた顔をしています。左手の薬指には指輪がありました。
一つの小説がかけそうです。おじさんが相談に乗ってあげようか?自分が先に電車を降りました。

木曜日, 11月 06, 2008

客員教授

 
4ヶ月間、客員教授であったルビン先生の最終日。にこやかに記念撮影しました。
はいているズボンは、土建の若い子がはいているだぶだぶのズボンです。外人の目から、日本特有のものに写ったのでしょう。どこからか手に入れてご満悦です。
セントルイスの病院の先生で、救急部の先生です。救急車が一日300台来るそうで、殆どが銃で撃たれたというものだそうです。
「日本人は癌で死に、アメリカ人はガンで死ぬ」

一日中厚生労働省で会議。まだ12年ぶりの勝利のため元気あります。

水曜日, 11月 05, 2008

酉の市

今日は一の酉。今年は三の酉まであります。三の酉まである年は火事が多いとの伝説がありますが、これはどうも根拠のない話のようですね。
浅草の酉の市に一度だけ、それも研修医の頃に行ったことがあります。ものすごい人手で、熊手を売るお店が軒を連ねていました。その頃働いていた病院の院長のご招待で、ふぐをいただき満足した思い出があります。それ以来あの人ごみには出かけていません。
目黒に住んでいた頃、近くに大鳥神社があったのですが、昔は殆ど酉の市をやっていませんでしたが、最近はそこそこのお祭りをしているようです。
酉の市では福をかき寄せる熊手を売っていますが、主に商売をしている人の縁起物で、買ったことがありません。本当に福が来るのでしょうか?
この時期、クリスマス商戦のほうがにぎやかですね。

火曜日, 11月 04, 2008

勝利の残影

面談や外来、さらには厚生労働省の会議もあり忙しい一日でした。
それでも元気溌刺、会う人毎に、12年ぶりの勝利の報告と、喜びの共有をしました。
OBとしても元気を分けてもらったような気がしました。

月曜日, 11月 03, 2008

12年目の正直

今日は、第70回東京大学医学部・慶応大学医学部対校競漕大会です。今年は東京大学が主管で、自分が大会長です。といっても、最初のご挨拶をするだけですが・・・いま東大から見て、11連敗中。11年も勝っていません。自分が部長になって一度も勝っていないです。今年の下馬評は、結構東大もやれると言うものでした。

スタートと同時に少し出ることができ、500mくらいで1挺身の差がつきました。後は、東大がどんどん良くなってきて、逆に慶応はどんどん合わなくなってきて、終わってみれば3挺身差くらいでしょうか、完勝です。

やったー

11年ぶりの勝利の美酒でした。

日曜日, 11月 02, 2008

研修2日目

指導者研修の2日目。3連休なのに2日間も仕事です。
きょうはKJ法という、カードを使った発想法で医療安全を考えました。
そのうち、KJ法のことは書きましょう。発想法というのに一時こったことがあり、結構詳しいです。
 
午後は、コミュニケーションの専門家にお願いして、講義というより演習をしました。魅力あるおしゃべりで自然と引き込まれていきます。美しい方ですが、個人情報もあり後姿だけご紹介します。
 
終わったら6時前。ぐったりと疲れました。

土曜日, 11月 01, 2008

研修



今日から2日間、東大の臨床研修指導者研修会です。
 

厚生労働省から16時間の研修が義務付けられています。お役所ははしの上げ下ろしまでうるさいです。普通は2泊3日で行いますが、東大はそれでは集まりが悪いだろうということで、2日間で行います。8時間を二日ですが、実質8時間だと、拘束時間は10時間くらいになります。
やり方は、講演と、写真のような少人数グループでの討論が中心です。参加者が若いので、グループワークは結構熱心でした。
実は、コーディネーターが自分しかいないので、自分が話す時間が長くなります。この状態をなんとかかえたいとは思いますが・・・・
いずれにせよ、1日で結構疲れました。

金曜日, 10月 31, 2008

ふぐ

朝一番で、文部科学省の人と面談。日本の医学教育のあり方、特に臨床研修、専門医研修のあり方について意見交換する。東京にある大学のため、いろいろな意見を中央省庁に意見できることが幸せといえば幸せですね。
基本的には、医師の教育はプロフェッショナル集団である石の集団が決めることと考えておりますが、その医師集団が機能不全に陥っているため、官僚と密な意見交換が必要になると思います。医師の教育には長い時間がかかります。それゆえ、医師養成制度の改革にはいろいろな視点からの議論が必要です。医師不足と呼ばれている現状をちゃんと分析して必要な対応を考える必要があるでしょうね。
午後は、学生の少人数教育。
夜は、ゴルフ仲間とふぐ会席。この時期のふぐはまずまずです。ふぐ刺し、ふぐちりいずれも美味でした。

木曜日, 10月 30, 2008

古川さん

 
大学の労働安全委員会、医学教育振興財団編集委員会、共用試験機構の会議、医学中央雑誌の編集会議などなど会議付けの一日でした。各々、いくつかの課題があり、それぞれに解決方針が決まりよかったです。
夕方、ある方のご紹介で、古川貞二郎さんという方を囲む会に出ました。古川さんは74歳、元厚生事務次官、内閣官房副長官などをされた方です。各省庁の事務のトップが事務次官で、その事務次官を束ねる事務方のトップが官房副長官です。村山内閣から小泉内閣まで5代の総理に仕え、歴代最長の官房副長官でした。
どんな偉い方かと思ったら、気さくな好々爺で、自分の生い立ちなどいろいろお話いただきました。お酒が好きらしく、かめに入った焼酎や泡盛が出てきました。
一番気に入った言葉 「リーダーには決断力が必要である。決断力がないと会議ばかりが増えてしまいます。リーダーがこれと決めれば会議など要らなくなるのにね。」

水曜日, 10月 29, 2008

信州の病院視察

上諏訪で目覚めました。
病院の機能評価に来ました。少し早くホテルを出て、諏訪湖畔を歩いてみました。
 紅葉がきれいでした。
湖畔の風景はのどかで晩秋の信州の空気がおいしいです。
 
 
見学した病院の全景です。地域の中核病院として、大きいほうの病院でしょう。

研修医は13人おり、みんな元気で仕事していました。元気で明るいというのが一番ですね。
この病院の特徴は、教育熱心な先生がお一人いて、その先生が研修医のロールモデルになっております。教育者として、その先生を見習いたいと思います。ただ、その先生の後継者がいないのが欠点といえば欠点ですね。
この病院、諏訪湖畔の風光明媚なところにあり、よい教育をしているのになぜ研修医が集まらないのか?単に信州の田舎にあるからという理由だけだろうか?
難しい課題ですね。

火曜日, 10月 28, 2008

この秋の名言

朝一番に学生と、グループ学習の予定が、6人中2人しか来なくて中止。そのあと文部省で会議、午後は外来です。夕方、スーパーあずさ33号にて、上諏訪に移動。あまり刺激的なこともなく平々凡々とした一日でした。

実は、昨日のH大学では大変な事件がありました。精神的に問題のある学生とは知っていたのですが、体がだるいと言うことで受診。精神的にはつらいことはない?とか、友人はできたの?など一渡りたずねるけれどあまり心を開かない返事でした。「友人なんて要らない、べたべたした関係なんか高校時代で卒業した」という感じでした。休養室で休ませておいたところ、1時間ほどして看護婦が駆け込んできて「リストカットしました」(^_^.)非常に浅い傷ですが4筋ほど切れていました。それから、泣きじゃくる学生と約1時間面談。人間関係ができたと考え、定期的に来院する約束をして帰しました。何事も無事が一番。
さて久しぶりに名言集をご紹介します。今までとソースが違うので違うタッチの名言集が集まりました。

○ 一事を考え終わらざれば他事に移らず。一書を読了せざれば他書をとらず  (西田幾太郎)

西田先生はわが石川県の出身です。「善の研究」を読了しないとほかにいけなかったら一生に1冊しか読めないことになります。
○ 評価では悲観的、行動では楽観的 (ユダヤの諺)

○ 借金を返さないのは、盗みを犯すのと同じである。(ユダヤの諺)

ユダヤの諺は他国と一味違うようです。ベニスの商人のような悪徳商人のイメージがありますが、一面真理を見ている人種かもしれませんね。
○ 未来を予測する最善の方法は、自らそれを創りだすことである (アラン・ケイ) 好きな言葉です。「改革という名のバスに乗るなら乗客よりも運転手になれ」というのもあります。
○ 距離が問題なのではない。難しいのは最初の一歩を踏み出すことだ。 (デファン夫人) わかってはいるけど始めれないです。
○ 学べば学ぶほど、自分が何も知らなかった事に気づく、気づけば気づくほどまた学びたくなる。 (アルベルト・アインシュタイン) アインシュタイ先生は勉強がお好きですね。
○ 一番多忙な人間が一番多くの時間をもつ。(アレクサンドル・ビネ)

○ 短い人生は時間の浪費によっていっそう短くなる。  サミエル・ジョンソン

○ 明日はなんとかなると思う馬鹿者。今日でさえ遅すぎるのだ。賢者はもう昨日済ましている。  クーリー

○ 時間の使い方の最も下手なものが、まずその短さについて苦情をいう。  ラ・ブリューエール

  時間に関するものをいくつか集めました。最初のがいいです。人気もあるようです。このビネという人、この言葉で有名で、それ以外何者かはわかりませんでした。
○ 医者は生活の安定を約束していた。しかし、僕は画が描きたかったのだ (手塚治虫)

やりたいことが一番
○ しばらく二人で黙っているといい。その沈黙に耐えられる関係かどうか。』(キルケゴール) 今日の言葉で一番好きです。
感想をぜひお寄せ下さいませ。

月曜日, 10月 27, 2008

体育会系

H大学で勤務。
診療所の主任医師であることに加えて、産業医も兼務しており、今日は月1回の職場巡視の日です。体育館を巡視することにしました。特に注意してみるポイントは、消火設備と、禁煙の遵守。数年前に小火を出したことがあるので、要注意です。地下1階地上5階建ての体育館をくまなく見ました。吸殻はほとんどありません、消火器もしかるべきところにあります。消火栓もちゃんと使える状態になっていました。ただ、消防隊突入口が、鉄枠で補強されており消防隊が入れないようになっていました。すぐに改善指示をしました。

写真は、伝統あるボクシング部の練習場。もう少し若ければ明日のジョーを目指したはずです。 

夕刻からは、淡青会の年1回の総会に出席しました。

淡青会とは、T大学の全学の漕艇部のOB会の名称です。京都大学は濃青がスクールカラーで、T大は淡い青色です。写真の旗が、校旗です。そもそも、明治のはじめ最初にできた運動部が漕艇部で、学部対抗の競漕大会が世間を騒がせた時代があり、その頃に応援団ができています。T大学の広報誌は「淡青」と言います。と言うような伝統があり、漕艇部のOB会を淡青会と呼んでいます。

自分は医学部の漕艇部でしたが、名誉会員的な感じで入れていただいております。現在の会長は、医学部出身で現在78歳、全日本で優勝したときの主将です。実は自分の仲人です。

今年度の会計報告や、戦績報告などのあと、乾杯です。「うぉー」と思い切り大きな声でいきの続く限り叫びます。これを3声、人呼んで「うぉー三唱」と言います。普通のレストランなどですると、他の客がひっくり返ります。一度銀座マキシムでやってみたいです。ちなみに、今日は銀座東芝ビルの最上階「クルーズ」という結構高級なレストランでした。

そして、最後は「春は、春は」の斉唱で終わります。

歌詞がいいです。

春は春は桜咲く向島
ヤッコラセーヤッコラセー
オール持つ手に花が散る花が散る アウーンアウーン
夏は夏は緑濃き綾瀬川
ヤッコラセーヤッコラセー
オール持つ手に蛍飛ぶ蛍飛ぶ アウーアウー
秋は秋は鴎飛ぶ品川へ
ヤッコラセーヤッコラセー
オール持つ手に月が射す月が射す アウーアウー
冬は冬は名にし負う坂東太郎へ
ヤッコラセーヤッコラセー
オール持つ手に雪が積む雪が積む アウーアウー

http://www2.odn.ne.jp/~todai_rc/whatboat/song/haruha.htm

今度お会いしたときに、自分が歌って聞かせましょう。おんちな部分は割り引いて聞いてやってください。

日曜日, 10月 26, 2008

患者会研修

患者会のリーダーの研修会に参加しました。
実は昨日から1泊2日で開かれているもので、今年は8回目、ほぼ毎年のように参加しています。
朝8時に我が家を出て会場へ。六郷土手という多摩川の土手にある大手製薬メーカーの研修所で開かれていました。河川敷では日曜日ゆえ野球を楽しむ人、ゴルフの練習をする人、散歩をする人などがいて、振り返れば研修会するわが身の寂しさです。河原は日本本来のススキの河原でした。
 
 
研修会では、ハンチントン舞踏病の患者会の方、統合失調症患者会の方などと小グループ討議をしました。統合失調症の会の方に「ご家族のどなたか患者ですか?」ときいたら「私です」と帰ってきてビックリでした。ハンチントン舞踏病の方は、家族に3人も患者がいるそうです。皆さん大変なのに、皆さん元気です。かえって自分が元気をもらいました。  
 

土曜日, 10月 25, 2008

FD

今日は大きなイベントがありました。
医学部のFD、教員教育研修です。医学部の先生は研究論文などで選ばれますが、教育能力は教育されていません。年1回、自分たちの主催で、教育研修セミナーを開いています。朝9時から5時まで、昼食時も講演をして殆ど休み無しです。
今年のテーマは「リサーチマインドの育成」です。最近、卒業生は臨床医志望が多く、基礎医学に進む人は少なくなっているようです。さらに、臨床でも、診療ガイドラインに準拠した診療のみでより新しい診療を研究することも少なくなっているようです。そのため、学生時代から、研究の楽しさを知らせて、将来の研究者を育てるのがわが大学の使命と、企画されたしだいです。
楽しさを教える、大学院生の経済状態を良くする、、まめに大学院生の相談に乗るなどいろいろな意見が出ました。日ごろ考えていない教育について皆さんで考えてもらっただけで、良かったです。
半日以上、立っていたので疲れました。ワークショップの世話人は疲れます。

金曜日, 10月 24, 2008

えきなか

朝、金沢から帰京。その足で、自治医科大学(栃木県)に移動し、看護学科で授業。

毎年、医療論ということで4回の授業をしています。1430からの授業で、余裕をみて1330に到着すると、なんと、1300からの授業で学生が待っているとのこと。

1時間の短縮授業になってしまいました。テーマは「コミュニケーション」と言うことで、コミュニケーションの失敗がこうなるという良い例ができました。2人ペアになって、両方がたって、次に片方が座って、そして両方が座って会話をしてもらいました。どのような感じを受けるかどうか?

そうです、目線の高さが一致していないと、気持ちよく話せません。そんなお話で、1時間で何とか終わりました。

次に、栃木から品川に移動し、「石川県人祭」に向かいました。2時間も早くついたので、品川駅の「駅中(えきなか)」を散策しました。駅中というのは改札口の中で、遠い駅から買い物に来て帰ってしまえば入場券で済ますことができます。品川駅の駅中の大きさはすごいです、レストランは10店以上、デパートの食料品売り場みたいなものや、ブッティックもあります。駅中は上野駅のも大きいですが、それよりさらに大きいです。1時間くらい平気で時間をつぶすことができます。小腹がすいたので、回転寿司で楽しみました。

それから、18時ごろ、新高輪プリンスホテルで開かれた石川県人祭に出かけましたが、行ってみると、70,80歳の人が多く、50歳はまだひよこ、来る場所を間違えた感じで、受付でごめんなさいと言って始まる前に帰ってきました。「ふるさとは遠きにありて思うもの」と同時に「ふるさとは年取ってから思うもの」と思いました。

それにしても移動距離の長さか、疲れました。ラオス疲れもありそうです。

木曜日, 10月 23, 2008

実家

金沢医科大学で講演があり、ついでに久しぶりに実家に立ち寄りました。石川県の南端にある加賀市の山代温泉という町です。
山代温泉から見た白山です。まだ雪は多くないようですね。

今は空き家の実家です。隣の人が引っ越して空き地になっているのでこういう写真が取れるようになりました。
 
仏壇の横に遺影を飾ってあります。「ただいまぁ」と言ってきました。

自分が通った山代小学校の正面です。うちから徒歩5分です。建物は同じですが外装を変えたりして随分変わってきています。 小学校2年生のときに遠くにあったのが我が家の近くに引っ越してきました。その当時、3階建ての鉄筋の小学校は近代化の代名詞でした。
 
うちから徒歩10分くらいのところに墓があります。ちゃんとおまいりしてきました。
親孝行したくても石に布団は掛けられない
親孝行したいときには親はなし
親孝行したくないときに親がいる
石川県の真宗は戒名ではなく法名と言います。釈○○と漢字3文字の簡単なものです。それでも忘れます。
 
地蔵盆などでよく慣れ親しんだおじぞうさんです。
 
お墓から見た母の実家のほうです。山代の隣の保賀(ほうが)という部落です。田園地帯です。 
今回いって、空き地に我がもの顔でこの黄色い草がはびこっているのに驚きました。「西洋ススキ」とか「ブタクサ」とかいわれているやつですよね。日本の本来種のススキを駆逐すると言うので問題になっています。日本中にはびこっています。これは加賀温泉駅前のものです。
 
金沢駅前に面白い時刻表示を見つけました。これ小さい噴水で書かれています。面白いアイデアです。

金沢医科大学で「医学生の臨床技能試験」と言うお話をしました。
そのあと、学長先生、医学部長先生たちと「加賀石庭」という老舗料亭で加賀料理の会席をいただきました。自分が中学生時代からある料亭で、中学校のすぐ近くにあり、市役所やもとの県庁などもすぐそこです。はっきりいって、それほどのお味ではなかったです。相対的にほかがおいしくなったせいかもしれませんが・・・
ということで、にわか孝行息子の一日でした。