木曜日, 7月 31, 2008

歯科医師

一日文部省で会議。
午前中は歯科医師の養成のあり方を考える会議です。
歯科医師の状況をお話します。日本には29校の歯学部があります。国立と私立は半々くらいですが、定員だと私立が70%を占めます。毎年2700名程度が卒業します。医師の3分の一程度です。
ご存知のように、世間では歯科医師が余っています。子供が少なくなり、子供の虫歯も少なくなり、主な患者は老人で、入れ歯を作るのが仕事の大きな部分を占めています。
歯科医師があまっている為かどうかわかりませんが、最近の国家試験の合格率は低下し今年はついに70%を割り込みました。歯学部を卒業しても、3人に一人は歯科医師になれないことになります。教育資源の無駄といえば無駄ですね。
話題の中心は、学生実習とか研修のときに患者さんがいないということでした。患者の立場からだと、「学生が歯を削りますが、よろしいでしょうか?」とか「研修医と経験豊かな歯科医師とどちらになさいますか?」と聴かれても困ります。学生や研修医の場合、値段を安くできればいいのですが、法的にはできません。医科歯科大学では、予約のない場合、研修医であればその日のうちに見てもらえますが、経験豊かな先生の場合は1ヶ月近くもまたされます。
ということで、学生や研修医は模型の歯ばかりを削っています。それでいいのでしょうか???

午後も会議。今度は他の学部の先生方との合同の会議。文学部、法学部の先生は一言一句に細かくて話が先に進みません。時間がまったりと流れていきました。

夜は、大学で、オランダの先生の講演会。司会をおおせつかり、英語の質疑を無事に終えたら、結構疲れました。「江戸時代、日本の西洋への窓はオランダしかありませんでした。昔から両国は深い中にありました。今日の御講演でその絆がさらに太くなりました」とうのが閉めのご挨拶でした。

水曜日, 7月 30, 2008

日記

一日、文部科学省主催の医学教育指導者のためのワークショップというのに参加しました。
グループワーク中心で、タスクフォース(グループ世話人)としてがんばりました。

会場の慈恵医科大に行く途中で面白いことがありました。
目黒から地下鉄三田線の車内です。時間は7時30分ころ。
隣に20代半ばくらいの女性、それも結構美形の女性が座っており、黒い表紙の中版のノートにびっしりと書いたものを読んでいます。それとはなしに覗き見ると、なんと日記でした。一日分が結構長いです。
彼女は恋をしたみたいです。恋をすると女性は詩人に変わるようです。
日記6月17日 
「彼からすべてを受け取って、私のすべてをささげる。」
「大好き、大好き、彼は私の理想の人と思う。」
そのあと、会社の飲み会の幹事を初めてしたみたいで、飲み会の感想がありました。
7月の中旬になると、
「不安」とか 「創造のあとに来るのは破壊だろうか」など、危機状態になったみたいです。
昨日のは 「これだけは言える、二人とも大きなものを学んだといえる。」とあり、どうも別れたたみたい。かわいそう。
そのあと、彼女は一生懸命続きを書きだしました。

自分は、隣で顔を動かさないで、目だけ動かして見たので大罪には当たらないです。
決してバックから抜き取ってみたわけではありません。
皆さん、電車の中で日記をつけるのはやめましょう。

火曜日, 7月 29, 2008

落雷

医学教育振興財団主催のシンポジウムに参加。
今年のテーマはシュミレーター教育。最近、救急処置などに結構精巧な人形を使って、技能訓練することがはやっています。内視鏡の練習や、内視鏡手術なども練習できます。さらに、瞬きしてマイクから声を出すことができて、さらに、異常な心臓の音や呼吸音を出すことのできる人形もあります。2千万円以上もします。
安全に実習するためには必要なことですが、人形で充分な技能が実に付くかというのも疑問です。例えば、婦人科的診察で妊娠子宮のやわらかさ(つきたての餅のようと表現されます)などは絶対に人形ではわからないと思うのですが、どうでしょうか?

夜は、かつて病院の総合研修センターで働いていた人が集まって納涼会を新宿でしました。930ごろ終わって帰ろうとしたら、東京中、雷と土砂降りがあって、落雷のため山手線が止まっていました。東京に詳しくない方には恐縮ですが、細かく言うと、新宿から中央線でお茶の水に出て、丸の内線で大手町、そこから半蔵門線であざみ野まで帰りました。1時間30分くらいかかりました。酔っ払いの身としては結構つらかったです。
ほかの人に話したら、新宿から埼京線で渋谷に出るべきであったとの意見があり愕然としました(たぶん45分くらいで帰れたと思います)。

月曜日, 7月 28, 2008

夏の同窓会

第三内科の夏の同窓会が開催されました。従来から、お正月4日の新年会、4月の内科学会時の同窓会(学会開催地の一流ホテルでの宴会)がありましたが、大学の中ででも開催しようということで、15年ほど前から夏の同窓会(ビアパーティ)が開催されるようになりました。
うちの内科は、第三という名前ですが、第一や第二や第四と比較して、最も古く伝統があり、従来から研究レベルも高く、研究費の獲得も多いです。なぜ第三かというと、昭和40年代の学園紛争のころまでは、沖中内科とか、中尾内科など教授の名前をつけていましたが、教授の持ち物ではないというような理由で、講義を受け持っていた講座の名前をつけることになりました。その頃まで各内科で、内科学第一講座と第二講座と第三講座を持ち回りで受け持っていたのをそのままその講座の名前としました。わが中尾内科はたまたま第三講座を受け持っていたので第三内科になりました。でも、くどいですが、伝統も実績も一番のはずです(^_^.)
同窓会は年寄りばかりで自分でもまだ若い方です。それに乾杯までの挨拶が長く、現役教授、前教授、元教授と延々に続きそうです。教授の方は長寿の方が多く、現教授の、前、その前、さらにその前の先生がご存命です。どんどん挨拶が長くなります。現役教授の自慢は、研究費をどれだけ稼いだかということに尽きるようです。ごめんなさい、どれだけの患者さんを助けたかは統計が取れないのであまり話題になりません。
ということで集まった先生は、この大学のお偉方か、ほかの大学の教授になられた先生が多く、自分は頭を下げ続けていたら悪酔いしました。おいしいお酒がのみたいです。

日曜日, 7月 27, 2008

今日も・・

共用試験機構で、試験実施要綱の見直しのため、10時から16時過ぎまで会議。九大、千葉大の先生に加え、事務の女性も日曜日の朝から会議でした。12月からの2009年度の試験に向けて、こと細かく実施要綱を書き連ねてゆきます。去年のは読みにくいとか、わかりにくいとか評判がいまいちよろしくなかったので、読みやすくするため大幅改定になりました。疲れる仕事です。
 高校野球、早稲田実業は残念でしたが、慶応高校は逆転で出場を決めました。すごいですね。実は、自分は中学生時代は野球部に属して、夏休みは真っ黒になって野球少年をしていました。足が速かったので、外野を守り出塁すると必ず盗塁を狙うような選手でした。バッティングはいまいちでしたが、時々ボールのほうからバットの芯に当たってくれたときは、よく飛びました。
 学校は進学校でしたから、チームはいつも1回戦で敗退でしたが、校内では野球部のレギュラーということでそれなりに注目もされ、ちょっとはもてました(^_^.) ちょうどこの頃、夏の甲子園は50回の記念大会で、巨人に行った新浦を擁した静岡商業が準優勝した年でした。今年は90回の記念大会だそうで月日のたつのに驚いています。
 高校に進学したあと、野球部のメンバーの半分くらいは野球を続け、半分くらいは勉強にいそしみました。自分は後者で、文芸部を立ち上げ、勉強の傍ら小説を書いたり、詩を書いたりしていました。中原中也よりも、島崎藤村を愛したタイプです。野球部に進んだ中では、小紫君という友人が東大に現役で行き、東大の野球部のレギュラーになりました。彼はショートで、中学時代から野球のセンスはずば抜けていました。それに足が短くトンネルをしない体型でした(^_^.)
暑い日刺しの中でするのが夏の甲子園の醍醐味とは思いますが、年々熱くなってきているので、早朝とかナイターとかにシフトさせたほうが、選手はもとより観客のためにも良いと思いますね。

土曜日, 7月 26, 2008

帰京

朝ホテルで朝食後、8時41分発の特急南紀で帰京しました。
東京に着いたのが、11時23分。12時から医学教育学会で共用試験・国家試験委員会に出席。13時30分から医学教育の安全というワークショップの司会と講演をしました。
その後、1630より1830まで大学で、研修制度問題の情報交換会。京都とか千葉、九州、秋田の先生方に集まってもらい、さらには文部省の方もお見えになり熱心な討論がされました。
これが終わって、本当に疲れました。

金曜日, 7月 25, 2008

三重県の津、滋賀県ではありません

三重県の津に来ています。
滋賀県にあるのは大津です。混乱している人が多いです。
朝一番に医学教育学会の座長をして、新幹線と在来線の特急を乗り継いで、やってきました。検査血液学会の理事会のためです。駅前のホテルが一番高い建物で、15階の部屋から見ると海から田んぼまで一望できます。海も近く、川の河口の近くにサティや大学病院があります。
前の助教授の先生が、今は三重大学におられるのですが、今日は東京の医学教育学会に出席されていました。
 左端に大学病院の一部が写っています。

理事会のあと、会長招宴に出ました。ホテルの立派な和食コースです。その時大会長の先生のご挨拶で津のご紹介がありました。
日本三大津のひとつで、あとの二つは博多と多度津だそうです。歴史的には、本能寺の変のとき徳川家康が、あわててこの津の港から岡崎に逃げ帰ったことで有名?だそうです。現代では日本鋼管とアイスクリーム・アンパンで有名な井村屋があることくらいが威張れることだそうです。近くの鈴鹿サーキットで恒例の耐久レースをやっていて、学会参加者でも多くが津に泊まれなくて、四日市や名古屋や、伊勢に泊まる事になったようです。鳥羽で英虞湾を見ながらいっぱいやるのもいいですね。


検査血液学会の会員は医師と検査技師が半々で、みんな結構仲が良く、リラックスできる学会です。当然会長招宴の後、町に2次会に繰り出しました。

さて、昨日のブログでは、お騒がせいたしました。理事に落選して、仕事が減ってよいという励ましや、お気の毒にという慰めやそんな悪人の多い学会は出なくて良いというご意見など多くのレスポンスをいただきました。共通して皆さん他人の不幸を楽しんでいるように見受けられたのはこちらの僻みでしょうか???


理事長は3人、選挙以外に指名で理事を選ぶことができるという制度があり、携帯に新理事長からお電話があり、指名理事というのになることになりました。2年間指名理事という変な名前で過ごすより潔くお断りすべきかとも思いましたが、それもすねているみたいでお引き受けしたしだいです。いろいろご心配をおかけしました。いい勉強になりました(^_^.)

木曜日, 7月 24, 2008

あらぁー

明日からの日本医学教育学会に先立って、今日は理事会と評議委員会がありました。
評議委員の互選で理事が決まるのですが、ここ4年間理事としてがんばってきたのに、なんと今回落選しました。あらぁーです。
弁解をすると、この評議委員の互選というのが問題で、皆さん選挙運動をされていたようです。一人の評議委員が3人の名前を書けるのですが、地方の集団、同窓会の集団などで組織票が入るようで、実績や貢献のない方でも票を集約して当選されています。
自分は余裕でとおると思った傲慢がたたって、選挙運動をしなかったため落選しました。
ホンと、がっかりです。この学会に対する貢献度は大きいものがあると自負していたのですが・・・
ふてくされていたら、秘書さんが、「日ごろ苦労なく来たから、たまに試練を経験するのもいいですよ」という温かいお言葉に、元気も出ました。
でも、その反面、編集委員長として貢献されていた先生や、京都大学の先生も落選しており、「それだけの学会よ」と反体制になるも良いかと思いつつ、自棄酒を飲んでいます。

一生懸命この4年以上やってきたという自負が裏切られたような悔しさはありますが、逆に、理事とか評議委員とか世俗の価値観に毒された自分に対して、天が警告を与えたものと考えるとすっきりします。自分の価値は自分で決める、教授とか理事とか評議委員とかの称号で決まるものではないです。

とはいえ結構めげています。最悪の一日でした。人徳がないことが露呈しました。結構良い他人だったと思うのですが・・・・励ましのメールを期待します。お気の毒にというメール、自業自得でしょうというメールでもいいです。レスポンスのほしい今日です。

水曜日, 7月 23, 2008

飲めないところで飲む

かつて、東京科学博物館が国立から独立法人になったときに、ホールをパーティなどに貸し出しました。そしてその最初として、解剖学会の懇親会が、国立博物館のマンモスのいるホールで開かれました。マンモスを眺めながらの赤ワインは絶品でした。
 今日は、医学図書館の皆さんと、医学雑誌のある閲覧室で、暑気払いをしました。初めてのことです。医学雑誌のすぐ横でビールを飲みました。もちろんですが、普通は閲覧室では飲酒どころか、飲食禁止です。今日だけ、例外。サイエンティストの端くれとして、最高です。
サイエンスとかネーチャーとかの雑誌に囲まれて飲む酒は知性の味がする。
 医学雑誌の前でビール
 研究室の女性にも囲まれました。

火曜日, 7月 22, 2008

学生実習

先週の末まで4年生の学生側がセンターで2週間を過ごし、研究をしてくれました。
3人のテーマは、」医学部の入試制度の課題、医学部の技能教育の課題、そして東大医学部の教育の変遷。いずれもそれなりの研究でしたが、でもやはりそれなりでした。
医療ニューメディアの会というのがあります。月1回例会をして旬の人を呼んで講演をしていただいています。今日はその例会の日、自分が司会をしました。演者は、日大の梅里先生で、医療評価特に、メディカルインディケーターの話を拝聴しました。がん治療における5年生存率とか、世界標準の治療の採択率などいわゆるアウトカム評価を主体とした病院や医療の室の評価です。これに対すものは、プロセス評価といって、病院の理念があるかとか禁煙しているかどうかとかいったものです。
病院評価、医療の室の評価は、医師の数が充分にある都会だけのものでしょうね。近くにひとつだけの病院だったら評価もあったものではないですものね。

月曜日, 7月 21, 2008

回復

 朝の佐原カントリー
さすが翌日のゴルフは元に戻っていました。
47・46で93でした。スコア以上に思ったようにゴルフができました。
佐原カントリーですが、一日曇り空で何とか脱水にならずに終了でした。

日曜日, 7月 20, 2008

月例競技

千葉桜の里ゴルフクラブで月例競技会に参加。
 1番、スタートホール。緑がきれいです。
56・48の104、久々の100叩き。言うことは何も無し。自分自身に「へたくそ!!」と叫ぶ。
ゴルフ場から利根川を渡って、茨城県神栖市のビジネスホテルで泊まる。
 水郷地帯に11階建てのビルがあり眺めも最高です。
元キャディのじゅんちゃんも誘ってささやかな宴会。
 じゅんちゃんはキャディを辞めて、今は介護の仕事をしています。

土曜日, 7月 19, 2008

リバウンド

デパートでスーツを仕立てました。
去年の11月、ウェストは94cmでしたが、今日は87cmでした。ダイエットの成果が歴然ですが、87cmでスーツを仕立てるのは勇気が要ります。リバウンドが怖いです。
結局、90cmで仕立ててもらうことにしました。

金曜日, 7月 18, 2008

歓迎会

研究室でルビン先生の歓迎会を近くの蕎麦屋で開催しました。
西洋料理風のそばやですが、結局そばはいただかなかったです。
蝶ネクタイで蕎麦屋は面白い取り合わせです。

木曜日, 7月 17, 2008

捏造論文

書籍の紹介です。感動物の本を読みました。
以下マゾンの引用です:科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。しかし2002年、論文捏造が発覚。『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。なお、本書は国内外、数多くのテレビ番組コンクールで受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。【本書は科学ジャーナリスト大賞2007を受賞いたしました】

非常に難しいとされる実験手技、斬新なアイデア、伝統ある研究室などの要素が重なり、物理の分野でまったく実験すらされなかった研究論文が何本も発表され、追試不可能なことから彼は神の手を持つ科学者とされいわれた事件だそうです。ほんとうに面白いです。テレビドキュメンタリーを書き下ろしたものなのでテレビを見ている感覚で読めます。
科学の世界は、ほんとうに捏造に対して、不正に対してはまったくといっていいほどの無防備です。また、実験の修正など日常茶飯事です。グラフを見栄えよくするためのはずれ値の削除や、ベストな実験データーだけで論文を書くなどきわどいことは多いと聞きます。
ぜひお勧めです。
また、著者の人に会ってみたいと思っています。

水曜日, 7月 16, 2008

定員増

医学部医学科の定員を増加させるかどうかという検討会に参加しました。
厚労省は医師不足という認識で、医学部の定員を増やしましょうといっています。
わが大学もそれに便乗して定員を増やし、ここが大事なのですが、臨床医よりもむしろ研究者を増やしたいようです。医師の研究者はいろいろな理由があって、(研修の必修化、研究ポストの減少など)減り続けています。一方医師でない医学研究者はずいぶん多いです。

といったところで、定員を増やすことに反対する理由はあまり思いつかないのですが、感覚的にわが大学で増やすのはどうかなぁと思うのであります。本当に医師不足なのでしょうか?一人の医師が本当に狭い専門分野しか診療しないから、医師不足を感じるのではないでしょうか?
患者のほうも7&11やLOWSONの感覚で医師がすぐ近くにいつでも居ることを期待しているのではないでしょうか?
この問題根は深いです。

火曜日, 7月 15, 2008

屋形船

夏の江戸の風物詩、屋形船に載りました。
看護師さんのグループが屋形船に乗るそうで、ルビン先生と二人で文字通り便乗してきました。
看護婦さん達20人くらいで、男性はわれわれ2人だけ。それも貸切で迫力負けしました。

630に浅草橋から出港。神田川から隅田川に出て、そこをお台場のほうへと下ってゆきます。
レインボーブリッジをくぐってフジテレビの沖合いでゆっくり小1時間ほど波に揺られてから、また浅草橋に戻り930頃下船しました。
 出港間もないころの船内。まだ緊張しています。
 レインボーブリッジも夕闇に包まれてきました
 船内もだいぶリラックスしてきました。窓を閉めてクーラーをかけています。8時を過ぎると窓を開けたほうが気持ちよかったです。
 お酒も入りおなかも膨らんだころからカラオケ大会です。曲はもちろんピンクレディー、そのあと山本リンダの狙い撃ちと続きます。
 聴衆も黙って聞いているわけには行きません。ルビン先生はのりのいい先生です。
 ルビン先生、大満足の一夜でした。

月曜日, 7月 14, 2008

みたままつり

お昼休みに靖国神社の「みたままつり」に行って来ました。
行燈が多く夜にいくときれいだろうと思います。夜店が所狭しと並んでいました。
寄付者の名前の書かれた行燈と露天
仙台から送られた七夕飾りもありました 
飾り行燈 小林よしのり
飾り行燈 きれいな字で感動しました。
 いろいろな社中の公演もあります。若くないです。
 青森のねぶたのミニチュアもありました。
 江戸風鈴の展示です。きれいですが、これだけあると風が吹くとうるさいです。
戦争のない平和な世界になりますように、自分の周りの人に幸せをと祈ってきました。

日曜日, 7月 13, 2008

大学生のための研修紹介

朝の飛行機で関空から東京に戻り、10時にはビックサイトにいました。
大学生のための研修病院の紹介”まつり”です。全国で医学部5年生は8000人くらいいますが、そのうちの2千人が集まってきます。研修病院も300病院くらいが展示ブースを出しています。

その中でわが病院は人気第1位。10時から5時までひっきりなしに学生が来て、自分と講師の先生で交互に説明会を繰り返しました。うちの病院はほんとうにいい病院だからぜひとも来てくださいと熱く学生に語り掛けました。声が出ないくらい。それに、骨の髄まで疲れました。神経も高ぶって覚ますのに焼酎が2杯いりましたね。ほんとうに疲れました。

わが病院の説明に聞き入る参加者たち。

土曜日, 7月 12, 2008

華岡青州

和歌山に来ました。3度目か4度目ですがあまり観光などしていなかったのですが、今日は医師たるもの一度は行っておきたいところに行ってきました。
華岡青州の住居跡です。青州の里という名前で整備されています。
世界で始めて全身麻酔に成功した医師ですが、むしろ「華岡青州の妻」という有吉佐和子の小説や、演劇で有名ですね。青州の里では「医聖」という冠称が付いていました。ちょっと違和感あり。
 青州の銅像
青州の病院兼医学校の春林軒の入り口
展示。青州が乳がんの患者を診察しているところ。
青州のお墓も近くにあり、お参りしてきました。
手術中の患者の痛みをとろうとする努力は患者中心の医療の原点ですね。
青州の生涯でいくつかの疑問を感じました。
○青州の母と、妻が、青州をはさんで「自分こそ先に人体実験に使ってください」とライバルのように競い合ったのはなぜでしょうか?愛の競争なのでしょうか?
○通仙散(青州の作った麻酔薬)をなぜ最初に健康人である母に投与したのでしょうか?病気で麻酔無しで手術している状況では、患者を対象に少量から始めるべきではなかったのか?現在では抗がん剤など副作用が予想される薬は、第1相試験から患者を対象にします。
○妻加恵はくすりの副作用で目が見えなくなったのですが、不思議です。目のどこが傷害されたのでしょうか?角膜とか水晶体ですかねぇ?それとも網膜とか視神経ですかねぇ?いずれにせよ目にだけ副作用がくるのは不思議なような気がします。神経毒だったら、そのあと脳の高次機能障害などでなかったのでしょうか?

お昼は「あナリ」というなのお蕎麦屋さん。文化財の旧家で手打ちの田舎そばをいただきました。太いのとか細いのとかいろいろあって、定年で趣味でそばうちを始めた人のそばみたいでした。

夜は、銀平という料亭で、和歌山のお魚尽くしをいただきました。特に鱧(はも)なべが良かったです。
無茶苦茶満足した一日でした。

金曜日, 7月 11, 2008

ルビン先生

今週から米国アトランタのエモリー大学から、ルビン教授が、客員教授としてわが職場に来ておられます。今日、ルビン先生と二人ですし屋に行きました。
気さくな性格で何にでも挑戦する性格らしく、気合満点ですし屋のカウンターに座りました。
とりあえずビール。それにつまみの刺身。日本のビールは始めて、刺身も初めてだそうです。わさびを醤油に溶いたり、しょうがをつまんだりみんなボクのまねをします。気を使いますね。
マグロはもとより、赤貝も、とりがいも、ホタテも、全部完食。
次はやはり握りでしょう。今までマグロの握り絲瓜食べたことがないそうです。
トロ、それも大トロ。おいしいおいしいと平らげ、そのあと、うにもいくらもかつおも、全て完食。
多くの外国人の先生が来ましたが、これだけの完食は初めてかもしれないです。
アフガニスタンの人はまったく食べませんでした。ラオスの先生もこわごわでした。
ルビン先生は今から面白いことを起こしそうな予感がします。

木曜日, 7月 10, 2008

iPhone

iPhoneが明日発売です。iPodに携帯電話機能がついたようなものです。そしていくつかの特徴があります。
タッチパネル(TP)で、ボタンが飛び出してはいません。たとえば、「こ」を入力するとき従来だと「か」を5回押さなければいけなかったですが、タッチパネルだと「か」の上で指を右とか左にちょっとずらすだけで「こ」が入力できます。TPの上で日本の指を広げるようにすると写真や地図が拡大されます。指をずらすと画面が移動します。矢印キーなどもういりません。
GPS機能を使えば、自分がどこにいるのか地図状で見ることができます。世界各国で開発されたソフトを使うことも可能です。

でもでもいくつかの欠点もあるようです。
1)ストラップの穴がない;自分のものだとどうやってわかるのだろう?どうやって首からぶら下げるのだろうか?iPodにもストラップの穴をつければいいのにね。
2)タッチパネル;爪を感知しないので爪の長い人は、指先をべたーっと着けなければいけないし、TPが指紋でものすごく汚れるそうです。
3)住所録;従来の電話だと会社が変わっても住所録を移行できましたが、これは今のところ移行できません。買ったらせっせと入力するか、みんなに電話をかけてもらうしかないですね。
4)電子マネー機能が使えない;スイカとしての機能はないので電車にも乗れないしコインロッカーもコンビにも使えません。(コインロッカーはもうコインを使わないですが名前はコインロッカーですね)ワンセグでテレビを見ることはできません。
5)高い;月々の基本料が7000円以上するようです。

日本の携帯電話の発展と、医学教育の発展は「ガラパゴス」に例えられます。日本の中で独自に発展したのですね。その中で、世界標準が乗り込んできたとき、世界標準が日本の固有種を排斥するのか、世界標準が死に絶えるのか今からが楽しみです。
iPhoneはいろいろ欠点も多いようです。でも新しい物好きとしてはいじってみたいですね。

水曜日, 7月 09, 2008

病院長会議

一日文部科学省で会議。
夜は、鉄門病院長会議。わが大学の医学部の同窓会を鉄門倶楽部と言います。昔医学部のところにあった門を鉄門と呼んでいたことに起源があります。明治の半ば、学部対抗の競漕大会(ボートです)が華やかなりし頃、医学部のクルーの応援団として発足したのがハジメだそうです。
今日は、鉄門倶楽部の先生で全国の病院で病院長をされている先生の情報交換と懇親を兼ねた会でした。研修を担当している縁で、事務局が自分のところにあります。そうそうたる先生方がお集まりで、他人事のように感心しておりました。

火曜日, 7月 08, 2008

夏のふぐ

今日は午前と午後と、ずーっと外来。
午前中の患者さん、咳と発熱が主訴。ただの風邪かと思ったら、4年前にも同じころに同じ症状があったらしい。それ以後も毎年この時期になると咳が出るらしい。ということで、夏型過敏性肺臓炎という病気でした。ただの風邪と思っても、そうでないこともあるし大変です。
夜はゴルフ仲間と、信濃町のふぐ屋に出かけました。夏のふぐはどうせ冷凍だろうとお思いでしょうが、なんと生簀に生きたとらふぐが泳いでいました。ふぐ刺しと、これも生きたイカをさばいてもらったイカ刺しをいただきました。夏のふぐもおいしいです。

月曜日, 7月 07, 2008

七夕

今日は七夕、残念ながら星は見えませんでした。
もし見えても、都会ではなかなか天の川を実感することはできませんね。
友人からあじさいの写真をいただきました。色がきれいです。


別の方から宣伝メールをいただきました。
先週お邪魔した銀座の方です。
物事、成功するにはたゆみない努力が必要と思いました。
日ごろ自分が使っている言葉と違う言葉ですね。
以下引用です。
****************************************************
        七夕祭るこそなまめかしけれ  ―吉田兼好「徒然草」第十九段より

今宵は、あいにく曇り空の“七夕”となりましたが、梅雨明け間近を思わせる蒸し暑さの中、いかが
お過ごしですか?
『由美』では、遥か古の“星伝説”にちなみ、7月7日より9日まで『七夕ゆかた祭り』を開くこととなり
ましたので、どうか今宵は、ご一緒に願いを込めた短冊を笹竹に吊るして、兼好の如く“なまめしかれ”
“七夕祭”にいらしていただけますこととご来店を心よりお待ち申し上げております。

掲句では、“七夕”にちなんで、「徒然草」第十九段「折節のうつり變るこそ物毎に哀れなれ」から、
上記一節を引用させていただきましたが、この第十九段は、兼好自身が四季の風物について、そ
れぞれの思いを描いたものとして知られ、その描写については、すでに「源氏物語」や「枕草子」の
優れたみかたがあるとされる中、ここでも“七夕”を秋の風物のひとつにあげ、とかくもの寂しい感じの
する秋の中にあって、「七夕まつりは優雅である」と述べています。http://www.tsurezuregusa.com/contents/19.html

さて、そんな「優雅」なるものを、『GRACE』8月号(7月7日発売 by世界文化社)では、単に“雅さ”
だけではなく、さらに掘り下げた「優雅の条件」として、「現代の40代女性にとって大切な“今どきの
優雅”とは何か?」ということを、さまざまな分野で活躍する11人にインタビューし(私も僭越ながら、
グレースが考える「優雅」にコメントさせていただきました)、今号の特集としていますから、機会ありま
したら、是非とも『GRACE』8月号のP.113をご覧下いただきたく存じます。http://www.gracemagazine.jp/
ちなみに、このグレース編集部が考える「優雅の条件」とは、「考える力」「観察力」「演出力」「思いや
る力」と、4つの“コミュニケーション力”に分けて構成され、私はその中の“観察力”あるいは“想像力”
という部分において、40代の女性へと提言させていただきましたので、どうか、あなた様のご意見や
ご感想などお聞かせ願えますようよろしくお願い致します。

それでは、今宵は“なまめしかれ”、せっかくの“七夕祭”ですから、古典に触れ、生きとし生けるものの
“小さな声に耳を傾け、「優雅」を磨ける”ようなそんなよき一週間をお過ごし下さいませね。
クラブ由美 www.yumi-ito.com

日曜日, 7月 06, 2008

中国の焼酎

久しぶりのゴルフ。
天気はまずまずでした。スコアも48・48の96点の相変わらずでした。
ドライバーショットが、曲がる・曲がる!!!左へキューンと飛んで行ってしまいます。
ラオスで他人のドライバーを使ってゴルフをしたたたりでしょうか?

帰ってきて、自棄酒にこの前中国で買って来た中国の焼酎を飲んでみました。
50%で一発でダウン。
すごい飲み物でした。
これが凄い飲み物です。

土曜日, 7月 05, 2008

名言集

今日は共用試験機構というところで一日お仕事。特段変わったこともない一日でしたので、いわゆる名言(迷言)を味わってみましょう。感想をメールで下さいませ。
○ 美しい唇である為には、美しい言葉を使いなさい。
    美しい瞳である為には、他人の美点を探しなさい。
              ― オードリー・ヘップバーン ― 
                    (アメリカ女優)
★これは前回07年10月、一番人気のあったものです。

○自分に似合う、自分を引き立てるセーターや口紅を選ぶように、
  ことばも選んでみたらどうだろう。ことばのお洒落は、  
ファッションのように遠目で人を引きつけはしない。  
無料で手に入る最高のアクセサリーである。
                    ― 向田 邦子 ―
                      (作家)
★最近の若い娘は・・・・

○ 女は美しく装うことによって、自分以上の力を持つものでございます。
  女というものを、神様はそのようにお造りになっていらっしゃいます。
                    ― 井上 靖 ― 
                     (小説家)
★一面正しいと思いますが・・男としてはだまされないようにしましょう。

○ 綺麗な靴を穿(は)いていた者は心してぬかるみをよける。
   だが一旦靴が泥にそまると、だんだん泥濘(ぬかるみ)を恐れなくなる。
                    ― 長与 善郎 ―
                      (『青銅の基督』)
★心にきれいな靴を履いていないといけないですね。

○ 人間は角(かど)があると
   世の中を転がって行くのが骨が折れて損だよ。
              ― 夏目 漱石 ― 
                      (『吾輩は猫である』)
★漱石先生も現実的になっています。

○ 知らないのは恥でない、
    知ろうとしないのが恥である。
                      ― 沢柳 政太郎 ― 
                       (『学修法』)
★少し教育論を。自発的学習を望んでいますが、そういう学生ばかりではないです。
知ろうとしない学生をどう教育するかというのが大事でしょうね。

○ 学校で学んだことを一切忘れてしまった時に
   なお残っているもの、それこそ教育だ。
                     ― アインシュタイン ― 
                      (ノーベル物理学者)
★この先生がおっしゃると本質的なものに聞こえます。

○ 努力する人は希望を語り、怠ける人は不満を語る。
                     ― 井上 靖 ― (小説家)
★最近の世の中、不満に満ち溢れています。不満が満杯。

○ 勇気と決断と行動力さえもちあわせておれば、
    あとのことは天にまかせればよい。
                    ― 司馬 遼太郎 ― 
                     (『関が原』)
★このような単純さが今大切かもしれません。

○ 花はなぜうつくしいか
   ひとすじの気持ちで咲いているからだ。 
                    ― 八木 重吉 ―   (『重吉詩稿』)
★これも単純ですね。ほんとうに一筋の気持ちかどうかは検証しようがないです。

○ 人間は生きることが全部である。死ねば全てなくなる。
                    ― 坂口 安吾 ―  (小説家)
★単純ですが、この人が言うことかぁ?

○ 右の目は熱く、左の目は冷たく、心には氷の炎を持て。
                     ― 開高 健 ― (小説家)
★本質のような、言葉の遊びのような・・・・

○ 大人というものはどんなに苦労が多くても、
    自分の方から人を愛していける人間になること。
                    ― いわさき ちひろ ― 
                     (『大人になること』)
★この人の場合、絵が素敵です。

○ 下足番を命じられたら、日本一の下足番になってみろ。
   そうしたら、誰も君を下足番にしておかぬ。 
                   ― 小林 一三 ― 
                     (阪急グループ創業者)
★気合がいいです。ただ日本一の定義ができないです。それに、本質的に下足番を馬鹿にしているような気がしますね。普通の下足番だっていいじゃないですか。

○ 未来を見る目を失い、現実に先んずるすべを忘れた人間。
   そのゆきつく先は、自然の破壊だ。
                 ― アルベルト・シュバイツアー ― 
                   (フランス医師)
★秀逸と思うのですが・・・環境問題が取りざたされていますが、CO2排出権でビジネスをしようとしている連中に地球を守れるのでしょうか?

金曜日, 7月 04, 2008

ラオスの匂い

厚生労働省を出て地下鉄に乗ろうとしたとき、ラオスのにおいを感じました。
本郷三丁目の出口を出たところで、そのにおいがより鮮明になり、それが何かわかりました。
湿度です。
暑かったですよね。それに湿度が80%以上。このむっとした感じが匂いとして体感されたようです。ビエンチャンはまさにこの湿度が雨季を象徴しているようで、空気の中にもうこれ以上水分が留まれないとなったときに土砂降りの雨が来ます。
今日の東京はまさにラオスでした。

木曜日, 7月 03, 2008

あじさい

あじさいを見に行かなければと思っているうちに旬を逃してしまったようです。
ところが、文字通り「とうだいもとくらし」で、大学に一株きれいなのがありました。
本当はこのようなあじさいでなく、がくあじさいが好きです。きれいな写真を撮ってみたいです。

水曜日, 7月 02, 2008

ひょんなこと

ひょんなことから美女とご一緒しました

美女は美女を呼ぶようです。

これだけ多くの美女とご一緒しました。
違う世界ですね。

火曜日, 7月 01, 2008

指のヨガ

普通にお仕事して、外来して、夜は研究会でおすしをいただいて一日が終わりました。
この前の前衛的折り紙、レスポンスも少なく、評判もいまいちでしたので、リベンジです。
指のヨガのHPです。本当は写真でなく指導者にじかに教わるのがよいと書いてありました。
指の骨を折らないように・・・
http://www.fingeryoga.com/
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