木曜日, 4月 24, 2008

名言集です、迷言もあります

今日は神田のすし屋と居酒屋で終電まで。終電は鷺沼どまりでそこから深夜バス。家に着いたらもちろん午前様。
この自堕落を反省し、皆さんと世の中の名言を鑑賞しましょう。 長いですがついてきてください。

○御互(おたがい)に忙がしい切りつめた世の中に生きているのだから
  御互に譲り合わなくては不可(いけ)ない。
           ― 夏目 漱石 ― (『書簡』)
▼漱石先生の時代も忙しい切り詰めた時代だったのですね。現代を見たらなんとおっしゃることやら・・・

加齢についての名言を少し集めてみました。
○この世は無常迅速というてある。
   その無常の感じは若くてもわかるが、
   迅速の感じは老年にならぬとわからぬらしい。
          ― 倉田 百三 ― (『出家とその弟子』)
▼最近とみに月日の経つのが速いと感じます。それは記憶力の低下が原因という説があります。一年前のことどころか昨日のことも覚えていない(ーー;)

○私は「四十にして惑わず」という言葉の裏に
   四十は惑いやすい年齢であるという隠れた意味を認めたい。
          ― 寺田 寅彦 ― (『厄年とetc.』)
▼ということは、五十にして天命を知るという言葉の裏には、五十では天命を知りにくいという隠れた意味がありますね。

○若いとか年とっているとかいうことは、
   凡庸な人たちの間にだけあることだ。
   あるときは年をとり、あるときは若くなるもの。
   ちょうど、うれしいときがあったり悲しいときがあったりするように。
           ― ヘルマン・ヘッセ ― (ドイツ作家)
▼これは中年、初老の励みになります

○年を重ねただけで人は老いない。
    理想を失う時に初めて老いがくる。
         ― サミュエル・ウルマン ― (『青春』)

○ネコが年をとると、だんだん図々しく無気味になってくる。
   女もうっかり年をとると、似た性格を帯びてくる。
        ― 平林 たい子 ―  (『にくまれ問答』)
▼これは平林さんが言った言葉で、僕の言葉ではありません。そこのところ間違えないように。

○昔は年寄りになって、何も出けんようになると、もっこに入れて山へふて(棄て)に行く時代があったんと。
           ― 岩波文庫 ― (『日本昔話』)
▼日本昔話には、後期高齢者保険を予知した部分があるようです。より高齢化が進むと、末期高齢者保険制度を作るのでしょうか?


加齢から離れましょう。
○読書もとよりはなはだ必要である、
   ただ一を読んで十を疑い百を考うる事が必要である。
           ― 寺田 寅彦 ― (『知と疑い』)
▼科学者には大事なことと思います。Critical thinkingと英語では言うようです。

○綺麗な靴を穿(は)いていた者は心してぬかるみをよける。
  だが一旦靴が泥にそまると、だんだん泥濘(ぬかるみ)を恐れなくなる。
           ― 長与 善郎 ― (『青銅の基督』)
▼朱に交われば赤くなるといいたいのでしょうか?それとも石の上にも3年的なことを言いたいのでしょうか?

○薔薇に対するヨーロッパ人の讃美を、
    我々は分つことをえない。
    薔薇は桜の単純さを欠いている。
           ― 新渡戸 稲造 ― (『武士道』)
▼分かつことをえないとは、わからないという意味ですね。季節的名言です。春のこの時期、「薔薇は桜の単純さを欠いている」と言いたいですね。漢字の話ではありません。

○秘すれば花なり、秘せずば花なるべからず。
           ― 世阿弥 ―  (『風姿花伝』)
▼薔薇・桜→花の連想です。最近、モロダシが多くてヘキヘキします。

○世界を怖るるな。ただ自己を怖れよ。
  四面楚歌の声のなかにあっても、屈せざるがこれ男子の本懐である。
  自ら信じて行なえば、天下一人といえども強い。
  正義が常に念頭にあるからである。
           ― 杉浦 重剛 ― (教育者)
▼誰かご存じないでしょうね。明治時代の国粋的教育者です。一校の校長も勤めました。自分はプチ国粋なのか「男子の本懐」といわれると背筋が伸びますね。

○愛するということは、
  愛されないかもしれない覚悟も含めた上に、
  成立する感覚なのよ。 
          ― 落合 恵子 ―  (『自分にごほうび』)
▼当たり前のことでも、レモンちゃんが語りかけると納得したりして・・・

○明日を耐え抜くために必要なものだけ残して、
    あらゆる過去を締め出せ。
           ― ウィリアム・オスラー ― (イギリス医学者)
▼医学教育の神様みたいな人です。そんな人に掃除をしなさいといわれているみたいです。「捨てる技術」をまた読みましょう。

感想をお待ちしています。よろしくお願いします。