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水曜日, 11月 12, 2008

メディカルスクール

ある福祉系の大学が、医学部、それもメディカルスクールを作りたいとの構想があり、その委員会に出ました。
日本では、医学部は6年間です。卒業してから医師国家試験を受験し、合格すると医師になります。6年教育は、ほかには、歯科医師、獣医師、薬剤師で行われています。米国の医学部は多くは、大学4年を卒業した人を対象に入学試験が行われてさらに4年間の医学教育を経て医師になります。国家試験は3段階に分かれて行われ、医学部2年生でstep1、4年生でstep2、そしてインターン終了でstep3を受験します。
日本の医学生は成熟していないとか、患者の痛みがわからないとか、あるいは教養(リベラルアーツ)がないとか言われ、アメリカの制度を取り入れるべきとの意見もあります。聖路加病院の日野原先生はその意見です。ということで、福祉系大学が、臨牀、それも地域医療を志す人に特化した4年生の医学部を作りたいとのことです。聖路加病院や、浜松の病院、などもできたら作りたいと思っているようです。医師不足の折、4年間で医師ができるとなればいいことかもしれませんね。
しかし、決してよいことばかりではなく、「すれた」学生が多くなるとかいろいろ問題を指摘する人もいます。
そんな議論をして今日の午後は過ぎてゆきました。

火曜日, 11月 11, 2008

手術ビデオ

午前中、総合内科の外来。あまり重症でない方で、循環器とか呼吸器とかはっきりした診療科がわからない患者を対象に開いています。1ヶ月に一度くらい登場しています。
午後は血液外来。いつものようです。
夜、インターネットで教育をしている会社の方と会食。全国の有名な外科医から、手術のビデオを借り受け、教育目的でビデオを公開するという取り組みです。外科医でないので、手術のビデオを見ることがどの程度教育効果があるのかわかりませんが、いろいろなことを考える人もいたものですね。
すでに20例近くがアップされていますが、内科医にとっては楽しめるものではありませんね。

土曜日, 9月 06, 2008

歯学OSCE

医科歯科大学の歯学部のOSCE(オスキーと発音します)に行ってきました。8月中旬に新潟大学の医学部OSCEの話をしたので、覚えておいででしょうか?

OSCEとはObjective Structured Clinical Examinationのことで、簡単に言えば臨牀技能試験です。当たり前ですが、知っていることとできることは違います。小学校で、普通の教科は紙の試験ですが、音楽だけは実技試験がありました。笛のテストとか、ハーモニカのテストですよね。

医学部や歯学部ではここ5,6年、全国共通の技能試験を行うようになりました。今までやってこなかったのかといいますと、やってきませんでした。試験といえばペーパーテストのみ、追試で口頭試問があるくらいです。手が震え、背中に汗をかくような技能試験は受けていませんでした。

自分は医学のほうの責任者ですが、歯学の方を見学することになり、初めて歯学OSCEを見ました。医療面接や、手洗い、簡単な診察は医学と同じでしたが、歯根に詰め物をするとか、仮歯を作るなどは歯学特有でした。それに、歯の磨き方の説明などもありました。非常に面白く何枚かの写真も撮ったのですが、問題の漏えいにつながりかねないので公開できません。残念です。

学生さんは一生懸命やっていましたが、はっきり言ってやっぱり下手です。これから実習に出て腕を磨いていくのですが、患者の心理としては、学生を育てるよりハジメから成熟した先生に診てもらいたいというのが本当ではないでしょうか?

ここに問題があります。若い人を育てるには、経験をつませる必要がありますが、安全にまた患者も満足するような方法で教育しなければいけないのが課題ですね。

火曜日, 8月 12, 2008

魅力ある大学院教育

本来は外来があるため大学を離れることのできない日なのですが、文部省の用事で一日中、外でした。
日本の大学院の教育をどう感じますか?
ある研究室に属して、そこのプロジェクトに従事して博士論文を書くというのが主な活動です。それなりに研究者としての自力は付くのですが、学問の幅は広がりません。欧米と違って日本の大学院卒業生は、いわれたことはちゃんとやるが、自分のアイデアで研究ができないといわれるゆえんです。
ということで、文部省は大学院教育に特徴的な取り組みをする大学を支援することにして、結構な額の資金を供与しています。
今日は、その選考委員会です。応募の大学の学長や大学院担当教員から、特徴的な取り組みについてヒアリングをしました。どこもそれなりの立派な計画で甲乙つけられませんでした。結局7時ごろまで悪戦苦闘でした。
大学院を卒業して医学博士になったら、さすが医学博士といわれるような立派な研究者になるような教育を期待したいです。

金曜日, 3月 28, 2008

いし国家試験の発表

本日午後に発表がありました。
去年は1人しか落ちず、全国2位の好成績でした。
ことしは、今年卒業者7名、浪人2名が落ち、順位も平均くらいで数えれない位置でした。

それほど経験があるわけでないですが、どうもまとまりのあるいい学年と、数名のやる気のない学生に引っ張られ活気のない学年が交互にくるような気がします。
教育のほうは、ほとんど内容も変わっていないですので関与は薄いと思います。もちろん成績のよいときも教育の関与は薄いでしょうね。

がっこうの本当の目的は、同世代の学生同士がお互いに切磋琢磨することにあると思います。教育の本質は議論であるということに通ずると思います。講義のようないわゆる教育はたいした影響力を持たないですね。放送大学に医学部がない理由はこういうところにあると思います。