医科歯科大学の歯学部のOSCE(オスキーと発音します)に行ってきました。8月中旬に新潟大学の医学部OSCEの話をしたので、覚えておいででしょうか?
OSCEとはObjective Structured Clinical Examinationのことで、簡単に言えば臨牀技能試験です。当たり前ですが、知っていることとできることは違います。小学校で、普通の教科は紙の試験ですが、音楽だけは実技試験がありました。笛のテストとか、ハーモニカのテストですよね。
医学部や歯学部ではここ5,6年、全国共通の技能試験を行うようになりました。今までやってこなかったのかといいますと、やってきませんでした。試験といえばペーパーテストのみ、追試で口頭試問があるくらいです。手が震え、背中に汗をかくような技能試験は受けていませんでした。
自分は医学のほうの責任者ですが、歯学の方を見学することになり、初めて歯学OSCEを見ました。医療面接や、手洗い、簡単な診察は医学と同じでしたが、歯根に詰め物をするとか、仮歯を作るなどは歯学特有でした。それに、歯の磨き方の説明などもありました。非常に面白く何枚かの写真も撮ったのですが、問題の漏えいにつながりかねないので公開できません。残念です。
学生さんは一生懸命やっていましたが、はっきり言ってやっぱり下手です。これから実習に出て腕を磨いていくのですが、患者の心理としては、学生を育てるよりハジメから成熟した先生に診てもらいたいというのが本当ではないでしょうか?
ここに問題があります。若い人を育てるには、経験をつませる必要がありますが、安全にまた患者も満足するような方法で教育しなければいけないのが課題ですね。
