いまここに、ユニセフのパンフレットがあります。
髪は乱れていますが、品のよいおばあさんが黒人の子供を抱いている写真が載っています。
下に、
子どもより大切な存在ってあるかしら?
Children---is there anything more important than a child?
オードリー・ヘップバーン(1988年)
とあります。
若いときの写真はもとより、年をとってからのヘップバーンも好きです。
臨床系の医学雑誌の最高峰に位置するもののひとつに、
New England Journal of Medicineというのがあります。今は独立した出版社が発行していますが、もともとはハーバード大学の医学雑誌です。日本では、雑誌を輸入して販売するのではなく、代理店が日本で印刷をして、米国と同じく毎週木曜日に発行、配達されています。そして、日本語版のいいところは、目次と、主な論文の抄録が日本語で付いています。もう、10年以上になります。
実はこの監訳を自分がしています。この雑誌は総合臨床雑誌で、ないかもあれば産婦人科もあるといったもので、分野が違うと結構わかりにくいところがあります。それで、代理店に販売促進のアイデアをかねて、日本語の目次と抄録をつけるようにかけあい、実現しました。
監訳の段取りは、発行日の2週間くらい前にPDFで英語版のドラフトが届きます。それを医学の専門ではない翻訳会社が翻訳をして、月曜日とか火曜日に翻訳案を届けてくれます。これを医学的見地から検討して、発行日の1週間前の木曜日の午前中までに代理店に送るのが自分の仕事です。
実際の仕事は2時間くらいですが、この10数年、晴れの日も、雨の日も、風邪の日も、熱がある日も、酔っ払った日も、ゴルフ帰りの日も、アフガニスタンにいるときも、インドネシアにいるときも、お通夜の日も、お葬式の日も、水曜日の夜は、この雑誌の論文を読んで、監訳をしていました。
たいしたことでなくとも長く続けることが大切なことはよくあります。ダイエット、運動習慣、英語の勉強などなど、こういうのは大の苦手な僕が、良くぞここまでとちょっと自慢できる仕事です。
今は水曜日の夜というか、木曜日の朝、がんばりましょう。
