記者会(プレスセンタービル)で講演しました。
医学教育のグランドデザインというタイトルでした。話の内容はたいしたことは無い(謙遜?)ですが、
何を話してもよいというので、タイトルからして大風呂敷を広げて日ごろ思うことを話しました。
今、日本に悪い医者は多いですか?日本の医学教育は悪いですか?医師不足が言われていますが、それは悪い医者が多いからでしょうか? というのが導入です。
本当に日本の医療が悪かったら世界一の長寿にはならないでしょう。女性の平均寿命は85歳を超えたようです。
医師不足はきっとほしい医療と、提供したい医療がずれているからでは無いでしょうか?医師不足が言われている田舎では、高度医療がほしいのではなくお年寄りの面倒を見てくれる介護に近い医療や社会的な入院が求められています。自分の親が病気になったときは本当にそう思いました。
一方、医学界のほうは、高度医療をしたいし最先端の技術を身につけたい若者が多いです。それに、自分の家庭や自分の時間などももちたいと思っているでしょうし、また子供を田舎の分校よりも都会の進学校に入れたいと思っています。
このギャップが医師不足感をもたらしています。解決策は、中高年の医師を地方に行かせる方策を考えましょうというものです。いい考えだと思うのですが・・・
記者の人から、アメリカのように医学部に進学する人は4年生の普通の大学を卒業してから進学するようにしたら(メディカルスクール構想)が言われました。自分はそううまくいかないと思っています。教養、リベラルアーツを教えることのできる大学が日本にはほとんど無いように思います。一般の大学が医学部予備校になりそうです。
いろいろ勝手にしゃべった講演会でした。
