木曜日, 7月 17, 2008

捏造論文

書籍の紹介です。感動物の本を読みました。
以下マゾンの引用です:科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。しかし2002年、論文捏造が発覚。『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。なお、本書は国内外、数多くのテレビ番組コンクールで受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。【本書は科学ジャーナリスト大賞2007を受賞いたしました】

非常に難しいとされる実験手技、斬新なアイデア、伝統ある研究室などの要素が重なり、物理の分野でまったく実験すらされなかった研究論文が何本も発表され、追試不可能なことから彼は神の手を持つ科学者とされいわれた事件だそうです。ほんとうに面白いです。テレビドキュメンタリーを書き下ろしたものなのでテレビを見ている感覚で読めます。
科学の世界は、ほんとうに捏造に対して、不正に対してはまったくといっていいほどの無防備です。また、実験の修正など日常茶飯事です。グラフを見栄えよくするためのはずれ値の削除や、ベストな実験データーだけで論文を書くなどきわどいことは多いと聞きます。
ぜひお勧めです。
また、著者の人に会ってみたいと思っています。