一日文部省で会議。
午前中は歯科医師の養成のあり方を考える会議です。
歯科医師の状況をお話します。日本には29校の歯学部があります。国立と私立は半々くらいですが、定員だと私立が70%を占めます。毎年2700名程度が卒業します。医師の3分の一程度です。
ご存知のように、世間では歯科医師が余っています。子供が少なくなり、子供の虫歯も少なくなり、主な患者は老人で、入れ歯を作るのが仕事の大きな部分を占めています。
歯科医師があまっている為かどうかわかりませんが、最近の国家試験の合格率は低下し今年はついに70%を割り込みました。歯学部を卒業しても、3人に一人は歯科医師になれないことになります。教育資源の無駄といえば無駄ですね。
話題の中心は、学生実習とか研修のときに患者さんがいないということでした。患者の立場からだと、「学生が歯を削りますが、よろしいでしょうか?」とか「研修医と経験豊かな歯科医師とどちらになさいますか?」と聴かれても困ります。学生や研修医の場合、値段を安くできればいいのですが、法的にはできません。医科歯科大学では、予約のない場合、研修医であればその日のうちに見てもらえますが、経験豊かな先生の場合は1ヶ月近くもまたされます。
ということで、学生や研修医は模型の歯ばかりを削っています。それでいいのでしょうか???
午後も会議。今度は他の学部の先生方との合同の会議。文学部、法学部の先生は一言一句に細かくて話が先に進みません。時間がまったりと流れていきました。
夜は、大学で、オランダの先生の講演会。司会をおおせつかり、英語の質疑を無事に終えたら、結構疲れました。「江戸時代、日本の西洋への窓はオランダしかありませんでした。昔から両国は深い中にありました。今日の御講演でその絆がさらに太くなりました」とうのが閉めのご挨拶でした。
