いよいよ8月、今日は大きな仕事をしました。
日本医学雑誌編集者会議というのを日本医学会の元に設立しました。
何それ?という方のために簡単に背景から説明します。1978年ごろに国際医学雑誌編集者委員会というのが作られて、文献の書き方とか、論文の構成などを提言してきていました。1990年代以降、さらに論文投稿者の倫理(捏造や剽窃の禁止、二重投稿の禁止など)とか、利害の対立の問題(研究費をもらっている製薬会社の薬を有効性が高いように書くなど)も提言してきています。これらを受けて、日本でも、研究者の倫理を謳う組織が必要と考えられるようになって来ました。
さらに5月には西太平洋医学雑誌編集者会議というのが立ち上がり、各国で医学雑誌の質の向上を目指しましょうということになりました。
これが背景で、日本医学雑誌編集者会議が立ち上がったわけですが、目的は、医学雑誌の質の向上と、研究者ならびに編集者の倫理の向上です。
具体的にはバンクーバースタイルと呼ばれる記載方式を採用し、medlineと呼ばれる国際標準のデータベースに採用してもらい、臨床試験は事前登録制度を採用するようにすることなどです。
活動としては、シンポジウムや講演会の開催、あるいは若手研究者を対象にした研修会の開催や啓蒙書籍の出版などです。
結構いい仕事をしたと思っています。でも、150人近くの編集長さんたちの前でこれらを説明し、賛同を得るのは大変でした。背中に汗をびっしょりかきました。
