金曜日, 8月 22, 2008

女性医師

佐賀大医学部(佐賀医科大学が佐賀大と合併した)のFuculty Devel0pment(FD;教員教育)の研修会に出席しました。統一テーマは「キャリアデザインをどう教えるか?」。キャリアデザインといえばいわば人生設計のことですね。最近はモラトリアム人間が多く、自分探しとか言ってなかなか自分で自分の人生を決めれない若者が多いようです。医者の卵たちもそうで、どんな医者になろうか(臨床医か、企組の研究者か、何科か、病院か開業かなど)自分で決めれないようです。そこで大学の教員が支援しましょうという時代です。
午前中は、講演会で3人の演者が話しました。自分と、佐賀県知事と、医科歯科大学看護部の教授の井上智子先生。自分は医師のキャリアデザインについて、知事は県職員として働く医師の募集について(佐賀県のHPに載っているそうです)、井上先生は専門看護師について。癌専門看護師などがいるそうです。日本中で200人くらいだそうです。看護まで専門看護師が必要なのか疑問に思いますよね。

午後はグループに分かれて議論されました。いろいろな面で多くの提案がなされました。高校への出前講義とか、教養教育の改革などなどです。
今日は、このブログでは珍しく、まじめに女性医師の問題を取り上げます。(長くなりそうな予感、最近は女医といわずに女性医師というようです。その違いは知りません。女医が差別用語というわけではないと思うのですが・・・)

現状分析;今は女性医師の割合は20%未満ですが、国家試験受験者を見ると30%を超えており、ますます増えています。近い将来には総数でも30%を超え、学生レベルでは50%近くになるのではないかといわれています。
医師不足に関連して、女性医師は妊娠出産、育児などで離職したり、フルタイムでは働けなかったりするため、女性医師が多くなると医師不足感が強くなるといわれています。それに対して、行政などは、託児所の整備などを行っていますが、なかなか効果がないようです。新しい試みとして、短時間労働の正規職員制度や、ワーキングシェアにより例えば2人の女性医師がペアになって、当直や宿直など一人前の仕事をするなど行われているようですが、効果は未確定です。

議論では、妊娠出産育児で家庭に入った女性を、如何に復職させるか、復職支援としてどのような対策が考えられるかが話題の中心になりました。単なる託児所でなく、病児保育とかです。でも、大学病院への復職はつらそうです。最後は「君を医者にするのにどれだけの国費が使われているか考えてみたまえ」などといった恫喝もどきの発言もありました。
自分の意見と発言は、まず女性が復職したいかどうかと言う原点に戻って考えましょう。子供の寝顔だけしか見ない母親にはなりたくない、子供が小さいうちは働きたくないといった女性がいたら、それはそれで彼女の価値観を認めるべきでしょう、復職支援は復職したい女性医師に向けられるもので、復職したくない医師の自由も大切にしましょうというものでした。ブログに書くと当たり前のことに思いますが、100人近くが女性医師の復職に燃えている場で発言するにはちょっと勇気が要りました。参加者の女性は、男勝りで仕事をされている女性医師が多かったです。

佐賀のお土産は羊羹と、マールボーロー(そばボーローみたいなもの)が有名だそうです。それとムツゴロウの佃煮。畑正憲先生ではなく本物のムツゴロウです。目が大きい分、見るからにグロテスクですが、ドジョウに似た上品な味がします。おなかは超苦いです。