場所:大塚 串駒本店
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JR大塚駅から歩くのですが5分くらいでした。5,6人がけのテーブルが3席と狭いです。2階は20人くらいの畳の部屋だそうで宴会ができるそうです。
入り口脇には大きなお酒の冷蔵庫。十四代をはじめとして多くの日本酒がありました。
まず最初はエビスビールで軽く唇を潤してから始まります。
お通しは三陸産の大きな生牡蠣、海のミルクから始まりました。
次はお刺身、カレイなど最近に無い美味しいお刺身です。
これに合うお酒は静岡の「磯自慢」大吟醸。ワインのようなビンに入っています。透明で味も限りなく透明、美味しい水のごときお味です。
ついで、馬刺し。すっきりとした味の桜肉です。ご主人の出身の肥後の熊本から送ってもらっているそうです。珍味で有名な「たてがみ(こうね脂)」も付いていました。白いラードのようなものですが、美味しいものかどうか自分には判定できませんでした。
馬刺しに合うお酒は福島は喜多方の夢心酒造の「奈良萬」純米生酒、少しだけ黄色味があり、麹の香りがします、さらに舌にぴりぴり来るほどの生酒です。好き嫌いのありそうなお酒で、のんべぇの自分にはいける酒でしたね。友人の許可を取って、馬刺しの写真を公開します。 白いのがたてがみです。

メインはヘルシーな真鯛のしゃぶしゃぶです。これはほんとうにうまい。なべには珍しくお野菜はレタスです。レタスもさーっとおだしを通すとさらに美味しくなります。
これに合うお酒は近江(滋賀)の琵琶湖の最北端にある木之本の冨田酒造「七本槍」(お酒のラベルの槍の字は金偏です)、昔ながらのお酒という感じのお酒ですね。
そして最後は山形の村山、高木酒造の「十四代、愛山純米大吟醸」です。酒米は最近はほとんどが山田錦ですが、昔の「剣菱」だけ山田錦を親に持つ「愛山あいやま」という酒米を使っていました。そこに着目して、十四代が使い出し、最近ではいくつかの酒蔵が使っています。
ここの親父さんはユニークなひとで、風貌からして仙人のようです。自分の肝臓に「さちこ」と命名して、最近は幸子が機嫌が悪いといっていました。
店主名言集
酒と女は2ごうまで
愛も恋も下克上
最後のお料理は、鯛しゃぶのおだしで作ったおじや。上にいくらとわけぎを散らして見た目にもきれいです。普通のおじやより長く煮込んであり、美味しくいただけました。