火曜日, 11月 27, 2007

川柳

「おっかぁ、また越すのと孟子言い」という川柳があります。
孟母三遷の故事を踏まえたものです。笑えますね。

ということで、何を思ったか川柳を集めてみました。
シュールな笑いが好きです。
気に入ったもの、意味の分からないもの、あるいはもっと面白いものなどお知らせください。

医者衆は辞世をほめて立たれけり

にこにこと医者と出家がすれちがい

くどかれてあたりを見るは承知なり

相性は聞きたし年は隠したし
 昔から誕生日占いがあったのでしょうか?

くどかれて娘は猫にものを言ひ

我がすかぬ男の文は母に見せ

逃げしなにおぼえてゐろは負けたやつ

花の色は 美しけれど 実はならず
 花の色は 移りにけりな いたずらに 我が身世にふる 眺めせし間に『百人一首』が背景。

問ふ人が ただの人なら ただの鳥
 名にし負はば いざ事問わん 都鳥 我が思ふ人は ありやなしやと(在原業平)

去年までただの寺なり泉岳寺

つまるところ酒屋がための桜咲く

聞いたかと問はれて喰ったかと答へ
 目には青葉 山不如帰 初鰹 が背景