今日の岐阜での仕事は病院見学。観光は無く、お土産を買う暇もなく帰京しました。
岐阜の景色では、岐阜城のある金華山からの眺めが好きです。天守閣から木曽川と長良川に潤された広い濃尾平野を見ると、斉藤道三や織田信長が感じたであろう「天下取り」の気持ちになります。歴史を知って見るせいなのでしょうか?たぶん歴史を知らないで見ても雄大な気持ちになり、誇大妄想に陥る景色と思います。
それから、金華山のふもとにある岐阜公園内の名和昆虫博物館が好きです。ギフチョウという美しいチョウがいます。アゲハチョウを小型にしたようなきれいな黄色のチョウです。春の女神とも呼ばれます。1883年に名和靖が再発見し、ギフチョウと命名されました。名和さんを記念して作られた博物館でおそらく蝶の博物館では日本最大のものと思います。
岐阜の長良川といえば鵜飼ですね。一度だけ、それも土手の上から見ました。ほんとうは見物船にのって、鵜飼舟と一緒に流れながら見るものでしょうがいまだ機会が無いです。一度飲み込んだものを吐き出させる鵜の気持ちになるとかわいそうで・・・
岐阜には叔父(父の弟)がいて、子供の頃から身近に感じています。小学6年生のときに始めて一人で岐阜に旅行しました。あのときの不安と期待は言葉に表せません。車窓の風景を今でも思い出します。そのとき名古屋の中日球場で始めてナイターで野球を見ました。
犬山のモンキーセンターにも行きました。木曽川下り、これを「日本ラインくだり」というそうですが、これも体験しました。後年ドイツでラインくだりを経験することがありましたが、改めてずうずうしい命名と思いましたね。
帰りは、岐阜から富山まで高山線を通って帰りました。当時は、蒸気機関車で、トンネルを入るときに窓を閉めていなかったので車内がすすだらけになったのを鮮明に覚えています。
岐阜県の世界遺産といえば白川郷ですが、実は石川県から白山スーパー林道を通ると比較的簡単にいけます。金沢から2時間くらいでしょうか?昭和50年頃に開通したので、運転初心者の自分が挑戦しましたが、一部ダンプとすれ違うのに迫力がありました。道をはずすと崖下という状況で、背中に汗をびっしょりかきました。合掌造りの家は好きです。家の中が4階くらいになっていてジャングルジムののりで遊べますね。
岐阜大学の医学部には医学教育センターがあり多くの友人がいる関係で、何やかやと年に1,2回は岐阜をおとづれています。